会長所信
令和6年度会長 宮田浩秋
【スローガン】
S.T.A.R.T FOR THE FUTURE ~持続可能な未来へ今こそ始める挑戦~
はじめに
昨年、創立から30周年を迎えました人吉商工会議所青年部は、次の10年に向けてまた新たな一歩を踏み出しました。内外共に多くの方々に見守られ、30年という節目をお祝い頂きましたが、これまで先輩方が築き上げてこられたものに、私達はどのような使命を持ってこれからを積み上げていかなければならないのでしょうか。
今年は我が国の紙幣も20年ぶりに新しくなります。一万円札が日本経済創設の父であり東京商工会議所初代会頭の渋沢栄一氏、五千円札が女性の教育、地位向上の先駆者である津田梅子氏、千円札が熊本県出身の伝染病予防、細菌学の研究に取り組んだ近代医学の父である北里柴三郎氏となり、私達にとって所縁を感じると同時に、新しい時代への移り変わりも感じます。一方、令和6年元日に発災した能登半島地震は、全国を震撼させ沢山の尊い生命や財産が犠牲になりました。令和2年7月豪雨を経験した私達は再度、あの恐怖を思い起こし胸を痛めたと思いますが、未曽有の豪雨災害に学んだ事から何を考え、何を為すべきでしょうか。また、毎年のように発生している大規模な自然災害、今後さらに深刻化が予想される地方都市の人口減少、超高齢化社会、物価の高騰、人材、担い手不足など、地域の未来を牽引するリーダーたる私達YEGも、様々な課題に直面しています。このような困難な状況の中でも歩みを止めずYEG活動を継続していくには、これまでの30年の経験をしっかりと活かし、多様化する時代に寄り添う新体制、新しい環境へと進化していかなくてはなりません。
令和6年度の人吉YEGは、直面している課題を解決すべく、『S.T.A.R.T FOR THE FUTURE』のスローガンのもと、頭文字である5つのテーマ「S.T.A.R.T」に思いを掲げ、地域の発展、貢献のため、また、もっともっとメンバーの皆さんに気軽に楽しく積極的にYEGに参加して頂けるよう、活動してまいります。
【5つのテーマ(運営方針)】〜S.T.A.R.T〜
S. サステナビリティ(sustainability)持続可能であること
YEG活動を今後も持続可能にしていくために、会員のさらなる拡大を目標とし、より活動内容を知っていただくために広報を強化します。また、人と自然の持続可能な共生のため、緑の流域治水の学習など、最新の情報共有に取り組んでいきます。
T. トライアルアンドエラー(trial and error)失敗を恐れずに挑戦すること
普段の経営、業務上なかなかできないことや、抱えている問題の解決を見出すため、YEGを大いに利用して、練習の場とします。また、もう一度初心に立ち返って、YEGの活動、理念を見つめ直すための勉強会や講習を開催します。
A.アンビション(ambition)夢、目標を持つこと
会員一人一人の夢や目標を再確認できるよう、YEG活動や他単会、他団体の交流を通して人脈、知見を広げ、ビジネス交流を図り、それぞれの夢や目標に向かってのプロセスを明確にしていきます。
R. レボリューション(revolution)伝統を重んじつつ、革新を恐れないこと
YEG活動や、地域のイベント、歴史のあるお祭りへより多くのメンバーで参加させて頂きます。そして、熱い思いを持った若手YEGメンバーを中心に積極的に活動していきます。
T. ソートフルネス(thoughtfulness)優しくて、思いやりのある団体であること
YEG活動の内外問わず、地域のリーダーとしての自覚を持ち、お互いに思いやり、尊重しあえる関係であること、また、YEGメンバーはもちろん、日々支えて頂いているご家族や従業員の皆さんに会員でよかったと思って頂けるように、交流を通じて、ますます楽しくなるような、思いやりのある団体にします。
おわりに
いつまた起こるかわからない災害や、様々な困難な問題、日々目まぐるしく変わっていく社会情勢や経営環境など、確実な明日は誰にもわかりませんし、ありません。誤解を恐れずに言うと、もしかしたら、私たちが生きるこの時代には、思い描く完全な復興や発展は果たされないのかもしれません。ですが、今日までの人吉YEG30年。
引き継がれてきた想いとは?
真の持続可能性とは?
この先何が起ころうとも、同じ目的を持った仲間たちと明るい未来だけを信じて、何度失敗しようと何度でも立ち上がり挑戦することだと思います。
愛する家族や仲間、愛する故郷熊本、人吉。
そして、未来を担う子ども達のため、道なき道を切り拓く先導者として、
START FOR THE FUTURE
持続可能な輝ける未来へ、今こそ、一緒に挑戦していきましょう。
事業計画
各委員会運営方針】
・総務広報委員会 担当副会長:八幡 亜由美
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役員会の運営(通年)
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総会の計画、運営(4月)
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SNS等各種媒体を使った広報活動の計画、運営(通年)
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全国大会・九州ブロック大会・県連大会等への参加促進活動
・研修ブランディング委員会 担当副会長:栁瀬 成博
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会員企業及び地域の経済的発展を図る研修会の計画・運営(6月)
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卒業例会の計画・運営(3月)
・地域活性交流委員会 担当副会長:熊澤 朋寛
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YEGメンバー及びYEG外の方や地域の他団体の方々と、親交を深め交流できる企画の計画、運営(8月)
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新年会の計画・運営(1月)
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地域のイベントへの参加の計画、運営
・各委員会共通
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おくんち祭の参加・協力
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AT(エンジェルタッチ)の利用促進
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会員拡大活動